山田かまちの美術館に連れられて

当時の私は小学生だったこともあり、山田かまちの知識については皆無でした。
そんな私に絵の良し悪が分かるはずもなく、女の人の裸の絵もあり恥ずかしいなあ、くらいにしか思いませんでした。

小学生の私には少々刺激が強すぎたのかもしれません。

そのため、それ以外に見た絵や文章の内容はほとんど残りませんでした。

やがて私は高校性になり、ある日の美術の時間に山田かまちの名前が出てきました。
私は連れて行って貰った美術館のことをぼんやりと思い出しながら、少しだけ山田かまちのことが知りたくなりました。

授業で紹介していた「山田かまちのノート」が運よく図書館に置いてあったので、借りて読んで見ました。

本当ならここで細かい感想を書くべきなのでしょうが、
精神的にも今よりさらに未熟だった当時の私に感じられたことはあまりありません。

ただ、山田かまちという一人の少年の作品たちとそれに付属する心の内の動き、
そして若くして亡くなるまでの彼の一生に触れ、少しだけセンチメンタルな気持ちになったのを覚えています。

あれからもう七年以上たちますが、今もう一度彼の作品に触れてみれば
多分昔とはまた違ったことを感じ取れるような気がします。

絵画やアートを体験できる美術館

絵画やアートを鑑賞する場所といえば美術館が真っ先に上げられると思います。

美術館は世界にたくさんあり、一番有名なところではフランスパリのルーブル美術館や
アメリカニューヨークのニューヨーク近代美術館、通称MoMAなど聞いたことがあるのではないでしょうか。

このような美術館の展示もただ絵画やアート作品を飾るだけでなく
いろいろな工夫がされて進歩していっています。

例えば照明一つとっても貴重な絵画をいためないようにしつつ鑑賞するときに
最大限に美しく感動的に絵画を見せるための研究もされています。

例えばルーブル美術館のモナリザの照明もある日本の技術が活かされているということだそうです。

あらゆる照明の中でルーブル美術館でモナリザを美しそしく見せることができるのが
日本の技術の照明だということで選ばれたそうです。

近頃は体験型美術館なども増えている傾向があり、
立体作品などのレプリカなどが手で触ることができたりする展示もよく見られます。

また展示空間そのものも鑑賞対象として日本人の建築家も高く評価されています。

企画そのものもいわゆるファインアートというものだけでなくデザインやファッション、音楽またそのほかの分野とのコラボレーションなどアートの垣根を越えて行うようなエキシビジョンが見られることもしばしばあります。

落ち着いた芸術作品としての絵画やアートを鑑賞するところとしての美術館という
イメージだけでなくもっとエキサイティングな空間へと進化していっています。

友人の絵画個展に行ってきました

先週末、古くからの友人が個展を開催中とのことで、街中のギャラリーまでお出かけしてきました。

友人はフランス在住の折に水彩画を習ってから、その魅力の虜になった!ということで、
日本に帰ってからも独学で水彩画を続けている根っからのアーティストです。

個展に伺った当日は、最終日の午後ということもあって、
他にお客様が居なかったので久々に友人とゆっくりお話することが出来ました。

実は、その個展で、我が家に合う小さなサイズの作品を購入したいなと思っていたのですが、
残念ながら、もうほぼ完売状態で購入はできませんでした。

友人の作品は、どれもふんわりした素敵なイメージで、人気があるのは分かっていたのですが…失礼ながら、まさかここまで売れてしまっているとは思っていなかったので…次回の個展では必ず購入できるように、初日に伺わなくてはいけません。

彼女とは、もう10年来のお付き合いになるのですが、個展に伺って作品を拝見するたびに、
何か新しい感覚をシェアできるような気がしています。

絵画とか、アートというと何だか高尚なもので、普段の私達の生活からはかけ離れたもののように思ってしまいがちですが、彼女のようなアーティストの作品を見ていると、アートは日常生活の中もあるんだなと思えます。

ちょっとした目線、考え方、感じ方の変化で普段何気なく接しているものが
アートに見えてくるって不思議な感覚ですよね。

日々を忙しく過ごしているからこそ、アートに触れて一息つくことは大切だなぁと改めて思いました。

パウル・クレーの作品

私が最も好きで、共感を得る画家はパウル・クレーです。

パウル・クレーの絵画は、一見こどもの書いたらくがきのようにも見えますが、
じっくりみつめると、深部から何かが湧き出してくるような魅力があります。

また、彼は音楽的才能にも恵まれていたため、絵の中に音やリズムの要素が含まれているものも多くあります。

グラデーションやモザイクなどあらゆる手法を使っているのも特徴で、色彩のセンスには独特のものがあります。
どの作品を見ても、単純でありながら、クレー独特の線、形、色彩感覚を感じます。

その絶妙な感じは他に似たものがなく、例えられません。

それは、非常に緻密に計算されている形ですが、偶然にできた形のようで、わざとらしさがありません。
そこが子供の絵と似通ったところです。

最近行ったパウル・クレーの展覧会では、描いた絵を切ったり張ったりして、
再構築するコラージュのような手法や、キャンパスの裏表両面に関係性のある作品を描いたものなどを見ることができました。

非常に面白い展覧会でした。絵の裏側を見ることなんてなかなかできませんから、面白い体験でした。

クレーは生涯に莫大な数の作品を残しています。
この先、まだ見ぬたくさんの作品に出会えるのが楽しみです。

60の手習いで絵画教室へ。

父と母が二人そろって絵画教室に通うことになりました。

今までも二人でよく美術館や展覧会などは一緒に行っていたのですが、特に絵心があるわけではなく、もっぱら鑑賞するのみだったのに、定年退職を機に実際に筆を持って絵を描いてみたいと思ったようで、退職して一か月後にはスクールを決めて帰ってきていました。

あまりの行動力に驚きましたが、定年後の夫婦が二人そろって趣味の絵画教室に通うなんて、
自分の親ながらとてもほほえましい光景だと思い、心がなごみました。

最近ではすっかり描くことに目覚めてしまったようで、小さな水彩絵の具のセットを買って、
どこに行くにも小さなキャンバスと小さな絵の具セットを持ち歩いています。

先日は都内の大きな公園に出かけていって二人で四時間ほどもかけて絵を描いてきたそうです。

私も両親の血を継いでいるのか絵画の鑑賞が大好きです。

人によっては美術館のようなところは苦手だというひともいますので、
将来のパートナーとなるひとは、一緒に美術館巡りをして感性を高め合えるような人がいいなと思っています。

私は自分では一切描くことはありませんが、はがき程度の大きさの絵画を描いて旅先から送れたらすばらしいだろうなと思っています。