当時の私は小学生だったこともあり、山田かまちの知識については皆無でした。
そんな私に絵の良し悪が分かるはずもなく、女の人の裸の絵もあり恥ずかしいなあ、くらいにしか思いませんでした。
小学生の私には少々刺激が強すぎたのかもしれません。
そのため、それ以外に見た絵や文章の内容はほとんど残りませんでした。
やがて私は高校性になり、ある日の美術の時間に山田かまちの名前が出てきました。
私は連れて行って貰った美術館のことをぼんやりと思い出しながら、少しだけ山田かまちのことが知りたくなりました。
授業で紹介していた「山田かまちのノート」が運よく図書館に置いてあったので、借りて読んで見ました。
本当ならここで細かい感想を書くべきなのでしょうが、
精神的にも今よりさらに未熟だった当時の私に感じられたことはあまりありません。
ただ、山田かまちという一人の少年の作品たちとそれに付属する心の内の動き、
そして若くして亡くなるまでの彼の一生に触れ、少しだけセンチメンタルな気持ちになったのを覚えています。
あれからもう七年以上たちますが、今もう一度彼の作品に触れてみれば
多分昔とはまた違ったことを感じ取れるような気がします。